SSL 証明書の期限を確認する方法。ブラウザで見る手順と、更新を誰がするかの確かめ方

自社サイトの証明書がいつ切れるかを数分で調べ、更新を誰が引き受けているかまで確かめられるようになります。

更新 2026-10-30 SECUNOA(セキュノア)

ホームページの SSL 証明書(正しくは SSL/TLS 証明書)には有効期限があります。期限が切れると、ブラウザが「保護されていない通信」などの警告を出し、訪問者の多くはそこで引き返します。この記事では、自社サイトの証明書の期限を確かめる方法と、更新を誰が引き受けているかの確かめ方を説明します。証明書そのものの意味は 証明書(SSL/TLS) にまとめています。

ブラウザで期限を確認する手順

いちばん手早いのは、自社サイトをブラウザで開いて証明書の情報を見る方法です。

  1. 自社サイトのトップページを、https:// で開きます。
  2. アドレス欄の左にあるアイコン(鍵や、設定の形のアイコン)を押します。
  3. 「この接続は保護されています」などの表示から、「証明書は有効です」「証明書を表示」に進みます。
  4. 「有効期間」または「有効期限」の欄に、いつからいつまで有効かが表示されます。

ブラウザの種類や版で表示の言葉は少し変わりますが、場所はおおむね同じです。あわせて「発行者」の欄も見ておきます。「Let’s Encrypt」と書かれていれば無料の証明書で、自動更新を前提にしています。それ以外なら、有料の証明書を年単位で更新している可能性があります。

無料診断で期限を確認する

無料診断 にドメインを入れると、公開の証明書記録(Certificate Transparency)から、そのドメイン向けの有効な証明書の期限と発行者を調べて表示します。残りが 14 日未満なら「確認推奨」として、自動更新が動いているかの確認を勧めます。

この値は公開の記録から読んだもので、サーバーが今配っている証明書を直接読んだものではありません。新しく発行された証明書は、記録への反映が少し遅れることがあります。ブラウザで見た期限と食い違うときは、ブラウザの値を優先してください。

2026 年から証明書の最長期間が短くなる

証明書の発行ルールを決める業界団体(CA/Browser Forum)は、2025 年に証明書の最長の有効期間を段階的に短くすることを決めました。

発行日 最長の有効期間
2026 年 3 月 15 日から 200 日
2027 年 3 月 15 日から 100 日
2029 年 3 月 15 日から 47 日

発行済みの証明書は、そのときの期間のまま有効です。ただし次に取り替えるときから短い期間になるので、これまで「年に 1 回、担当者が手作業で更新していた」サイトは、更新の回数が増えます。手作業のままだと、更新を忘れて期限が切れる機会も増えます。期限の確認とあわせて、更新が自動か手作業かを確かめておくのがこの記事の要点です。

自動更新が止まりやすいきっかけ

Let’s Encrypt などの無料の証明書は、多くのレンタルサーバーで自動更新されます。それでも、次のような変更の後に更新が止まり、期限が切れて初めて気づく例があります。

  • サーバーを引っ越した、または契約プランを変えた
  • ドメインの DNS(名前の設定)を、別の会社の管理画面に移した
  • www あり・なしのどちらかだけを証明書の対象にしていた
  • サーバーの管理画面で、独自 SSL の設定をいったん外した

思い当たる変更があれば、次の期限の 2〜3 週間前に、新しい証明書へ切り替わったかをもう一度確かめると安心です。

更新を誰が引き受けているかを確かめる

期限の日付が分かったら、次は「誰が更新するか」です。制作会社がサーバーとドメインをまとめて契約している場合、更新の案内は自社に届きません。保守契約の中身の確かめ方は ホームページの保守契約を確認する 5 つの点 にまとめています。

担当がはっきりしないときは、次の文面をそのまま送れます。

当社ホームページの SSL 証明書について確認させてください。

  1. 現在の証明書の発行者と有効期限
  2. 更新は自動か手作業か。手作業の場合は担当者と次回の予定
  3. 2026 年 3 月以降、証明書の最長期間が段階的に短くなることへの対応の予定
  4. 更新に失敗したときに、誰に通知が届くか 認証情報(パスワードなど)は送らなくて構いません。

期限切れに気づくのが遅れないようにする

更新が自動でも手作業でも、期限が近づいたことに自社で気づける形にしておくと、慌てずに済みます。カレンダーに期限の 3 週間前を入れておくのが手軽です。

ほかの項目もまとめて見ておきたい場合は、無料診断 で証明書の期限とあわせて、HTTPS への転送や HSTS の設定も確かめられます。どこから手を付けるかは ホームページのセキュリティ対策は何から始めるか を参考にしてください。

よくある質問

証明書の期限が近いと出ました。すぐに何かする必要がありますか。

自動更新が動いていれば、期限の数週間前に新しい証明書へ切り替わります。残りが 2 週間を切っても切り替わっていない場合は、自動更新が止まっている可能性があるので、制作会社・保守担当に確認を頼んでください。

期限が切れたら、サイトは見られなくなりますか。

サイトそのものは動いていますが、ブラウザが全面に警告を出すため、多くの訪問者はそこで引き返します。問い合わせフォームやネットショップの注文が止まるのと同じ結果になります。

証明書の期限を知らせてもらう方法はありますか。

有料の証明書なら販売元から更新の案内が届くのが一般的ですが、届く先が制作会社になっていることがあります。自社で期限を把握するには、カレンダーに入れるか、外から定期的に確かめる仕組みを使います。

自社のサイトで確かめる

ドメインを入れるだけで、この記事に出てきた項目が外からどう見えているかを無料で点検できます。設定は変えません。結果はその場で出ます。